【京友禅】

伊原染工

IHARA SENKO

型を起こし、色を合わせ、
版を重ねて 手で染める

多種多様な要求を実現するスクリーン染めの技術

スクリーン型を用いて、風呂敷や手拭などの和装小物や着尺などを手染めしている。 型染は手作業でありながら量産が可能であり、さらにスクリーン染はテーブルクロスや座布団、布団地など用途も幅広い。また、正絹・綿・合織等を染める各種の染料がそろっており、色・柄・素材の変化にもフレキシブルに対応できる。

成功は膨大な数の思考錯誤の上に成り立つ

 新しい繊維素材が出るたび、全く違う取り扱いの難しさを克服しつつ、失敗もして今日の技術を積み上げてきた。その結果として、様々な種類の素材に対する手染めの技術については、圧倒的な経験値と情報量を持っている。

手作業が生み出す本物の技

 多彩な色使いやぼかしは「引染」ならではのもので、臨機応変な染め方は手作業 でしか生み出し得ない特別な表現方法といえる。刷毛に含ませる染料液量や用法に は習熟した技能が必要とされ、それぞれが培った本物の匠の技と伝統を支える「引 染」の技術の素晴らしさを、和洋の垣根を越えて未来に伝え続けたいと考えている。

Master Craftmanship
匠の技

スクリーン染めの
可能性を求めて              

 原画を模写してスクリーンの型を起こし、色味の再現、調整をす陶mて忠実な色合わせを行い、染料と糊を合わせて型置きをする。型紙の枚数を増やすことで繊密な染めができ、ちりめんなど生地それぞれの個性をふまえて版を重ねるのがこれまで蓄積してきた技術であり、繊細な動きと感覚が求められる仕事である。

WEBカタログ/BIMオブジェクト
世界対応のbimobject®ライブラリより各製品のシームレス画像、BIMデータのダウンロードができます。 
ギガピクセルビューアー

糸や縫い目まで再現された超高解像度の画像を見ることができます。

スクリーン型・多色染め
版を重ねることで生まれる表現の世界

伊原染工 / 伊-K31000-05 / 青海波有色サメ小絞 / 転写 / ポリエステル
W〜1500mm

7色の染料を使い分け、青海波の模様をサメ小絞で染め上げている。

バーチャルクラフトツアー

3D VR撮影による京都の染織技術を支える工房の様子をWebからバーチャルツアーで体験することができます。

対応可能な納品形式
  • 京都の伝統技術(染・織・絞)で生産したテキスタイルのオーダー製品

  • テキスタイルを表層部分に用いたアートパネル

  • テキスタイル生地を使用したカーテン

全商品について:製作可能寸法は、各事業者のサイズ・最大織り巾により異なります

ガラス・アクリル商品について *:製品の厚みは用途や使用サイズ、生地によって異なります

壁紙について*:【不燃】不燃対応 【準不燃】準不燃対応

※上記の記載のない場合は防火非対応

※織物壁紙は柄が正確に合わないため、ジョイント部分が目立つ場合がございます

使用実例
  • 風呂敷(宝船)

    風呂敷(鏡獅子)

  • 風呂敷(富士)
    原画・片岡球子

事業者紹介

京都の染織事業者の伝統技術や製品へのこだわりをムービーで紹介します。

理事長 隄 信雄

京都引染工業協同組合
〒 604-8842 京都市中京区蟷螂山町481京染会館内