匠たちの比類なき技術力が、
白生地の上で開花する
素材のシルクにこだわり、白生地を追求する
白生地はおよそ200種類、柄は総数3000パターンにも及ぶ。その素材となる絹の品質、ひいては繭の品質にこだわり、国内養蚕農家と契約。山形県庄内地方に伝来した蚕種「松岡姫」からとれる細い糸を使い、しなやかさと光沢、しっかりとした地風を併せ持った白生地を実現した。
また、古典紋様からモダンな意匠まで、社内図案家が描き、そのデザインを地紋様へと落とし込むことで、こだわりの逸品へと仕上げている。
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白生地
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蚕の餌となる桑の葉
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蚕種「松岡姫」の繭
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繊細な絹糸
卓越した匠の技は、「おもてなしの心」の表現
白生地を彩る加工には多くの匠が存在する。白生地の後加工となる染色や金彩の職人である。その手仕事は長きにわたり、互いに高めあいながら継承と発展を繰り返してきた。匠の技は、熱い探究心と丁寧な仕事によって生み出されている。
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統工芸士 志賀豊氏の最高峰の技術
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金彩と染色のコラボレーション
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美しい暈しを生み出す手仕事
失われつつある伝統技術の価値を未来へ
合わせガラスの中に絹織物を封入した「絹ガラス」は、半永久的に劣化退色することなく保持することができる。インテリア産業との協働は、サスティナブル素材である「絹」の素晴らしさや失われつつある手仕事を新しい価値として次代に繋げる活動であり、伊と幸はこれを使命実現のための一歩と位置付けている。